(中略)やら(略)やらで済む量ではない

長いセリフ、複数人複数行セリフのまとめ
お怒りドリルさん
「だから危ないってあんだけ口すっぱくして言ったでしょーがっ!!
自分の実力もわからずにオラオラ暴走してるからこーなるの!
このボケ/、ドジ、マヌケ、カボチャナスにマーガリン!
こんなイブ最悪!絶対ありえないわ!認めない・・・どうしてエリートの私がこんな目にあってんの!
アンタたちに絡まれたおかげでびっくりするほど災難よ!こら、ちょっと聞いてるの!もう最悪!最悪最悪最悪!もう一つおまけに最悪!
わかった!?わかってるピンク頭!聞いてんの!?
うあー、もうイライラするイライラする!」



「あああ・・・・・・こんなことになるなんて予定外です!
誰かに見つかる前に早く逃げないと・・・!/
きっと土地の人たちに事故がばれてしまって、きっとテレビとか新聞の記者さんたちが殺到してきて、
きっとサンタの秘密が白日の元に晒されてしまって、
きっとそのせいでノエルが活動できなくなってしまって、きっとツリーも枯れてしまって、子供の笑顔がなくなって・・・!
この地球の未来が真っ暗闇に・・・!・・・私たちのせいでこんなことになったら・・・あああ!
どうしよう・・・困りました!どうしたら・・・あああ!」



しろくま電気軌道、通称くま電は、路面電車化されたのこそ大正2年1913年だけど、
人車軌道として開業したのは1891年に遡る/!
我が国でも有数の古さを誇る軌道なんだよ!
これは京都に全国初の路面電車が、京都電気鉄道が開業する4年前なんだよ!
明治のはじめから外国人が住むようになった地だけあって、
新しいものが取り入れられるのも早かった!」



「人車軌道は、やや用語的には厳密ではないが、人車鉄道とも呼ばれる古き良き交通機関のことだよ。
最盛期にはこの国に29路線が/走っていたからそれほどマイナーなものでもなかったが!
現在の君らが知らないのも全く無理はない!
この国で最後の人車軌道が消えたのは1959年、君らが、いやこの僕ですら生まれる前のことだからね!
ああ、一度でいいからレプリカではなく
本当の人車軌道を押してみたいものだと、僕は強く思ってやまないのだ!」



「そうとも! 確かに蒸気機関車電気機関車も当時から存在したのに、
なぜ人力という疑問があるだろう?
だが、しかし! 蒸気/機関車であれば、石炭が必要で、それを機関車に補充するための施設がいる!
電気機関車も、電気を供給してやる施設がいる!
そして動力を載せた車体は重く、当然それを支えられるだけの頑丈なレールも必要になる!
だが、しかし!人車鉄道にはそれら全てがいらないんだよ!
なんせ人は普通にご飯を食べればエネルギーの補給はできるし、
頑丈なレールなどなくても、客車だけなら事足りる!
つまり施設の建設コストも、その維持も簡単なんだよ!
ああ、なんという究極無敵のエコロジー交通機関なんだ!」



「それにだ1900年代初頭の人件費の安さを考えてみたまえ!
蒸気機関やモーターに比べてその経済的有利さは明白!
蒸気や電気は人力に叶/わなかったんだよ!
これは昭和初期まで我が国の、沿岸航路に大量の帆船が、運輸に従事していた事情と似ているんだ!
一般に文明開化とともに、帆船は蒸気船にとって代わられたと思われがちだが、
事実は大きく違うんだよ!
当時の蒸気機関は大きさの割には効率が悪くて、大量の石炭が必要であり、その結果!
大した量の積荷を積むことができず、
運送業に投入しても大した儲けをあげることはできなかったんだよ!
だから、人件費以外は大した金もかからない上に、
動力や燃料も必要なくて、効率良く積荷を積めた帆船が、大正時代になっても運輸の大きな部分を占めていたんだよ!
人車はその低コストゆえに経営が(?)かったわけだね!
だが、しかし!帆船が結局動力を持った船に負けたように、人車にも敗北の日は訪れた!
蒸気機関車電気機関車は、動力や車体や周辺施設の改良により、運輸効率を向上させていくことができたんだ!
人車鉄道は改良の余地が殆どなかった!だって人間を改造することはできないからね!
となると、人間が動力である以上、輸送力も小さいし、速度も遅い人車鉄道には勝ち目がなくなってしまったんだ!
こうして1959年の島田軌道を最後に、人車鉄道はこの国から姿を消した!」


りりか
「この子が昨日からチョロチョロチョロチョロしてて、おまけにこの執務室に入り浸ってるから、
てっきりこいつがロードスターなのか思ったのに! どういうことなんですか!?
確かに英国紳士って柄じゃないからおかしいと思ってたんだけど、
知らずにずーっと最敬礼しちゃってたし、言葉遣いも究極型のモード入ってたし!
だいたいこいつも着任の挨拶の時からずーっと偉そうにしてるし、
自分はちがうって最初に言えばいいのにありえないんです!
超意味不明超意味不明!徹頭徹尾意味不明!
ありえないありえない、ありえなーい!!」
ななみ
「私が最初に挨拶したときに、この子がいたので、てっきり今度のロードスターはちっちゃい男の子さんなんだなーっと思って、
いやー、きっと新しい支部は一番偉い人からして、新しめの味付けをされるんですねーと感心していたんですよー。
は、そういえばご挨拶をした時にとても言葉遣いがしっかりされていて、
若くして騎士の称号を持っている方は違うなーとか、
まったくもって、感服の極みといいますかー。
つまりあたしが聞きたいのは、こちらの人は実はサー・アルフレッド・キングさんの息子さんなのかなーとか、
そのあたりがとっても気になるんですが、どういう事なのか教えていただければありがたかったり・・・」



「起きてください!遅刻したらみんなに迷惑がかかるんですから、お願いします!」
ななみ
「おーい!朝ですよ!おーいったら、おーい!」

「りりかさん、ロードスターからの呼び出しだそうですから、急がないと!」



「いいかい、我らが『あさかぜ』はかつて東京〜博多間を運行していた戦後初の寝台特急のことだ!
濃いブルーの車体にクリーム色の帯をまとったその神々しい姿!
たしかにそこには、人車のような郷土に根ざした、土の匂いはない!
だが、『あさかぜ』はまさに龍のごとく、この国の東西を貫いたのだよ!
走るホテルなどという装飾はこの際どうでもいい!
肝心なのは、48年という歴史を生き抜き、人々の足となり続け、戦後日本の復興を支え続けたその功績だ!
それこそが、最も評価されるべき、輝かしき、勲功なのだ!
我々の心には今も、深夜のレールをひた走る勇姿が、清らかな思い出とともに、克明に刻まれている・・・!
ありがとう、そしてさようなら!
夜霧の果て!払暁に吹く風となった!青き同胞よ!!」


3人がおすすめの玩具について語り、ボンサイちゃーんとうるさいアレは流石に挫折しました