劇場版アイドルマスターに関する雑感

2回めを見てきてしまったところ、何かを書きたくなったので書いておく.


(ここから最後まで全部なんのために書いたかわからない)
0. 1回目の個人的な見どころ
・公式側の考えているアニマス後の765プロの「現在地」
アニマスで不遇キャラに配置されたように思われるやよい、雪歩、真美の扱い
→雪歩については2シーンほど明確な救済措置があったが、残りの二人については・・・


1. 気になってたところのおさらい(2回目の見どころ)
・響の変顔
→夕食時に(━ω━)な顔をするところ、もう1つはどこだったか
・雪歩周り(台詞のあと真と貴音がにっこりと笑うらしい)
→わかりやすい
・あずさの「バスガクルデー(要約)」は気遣いのセリフだったのか
→2回めも結局そんな感じには見えなかった.そう見せたいのであればその後千早と喋らせるべきではない
M@STERPIECEからをじっくり見たい
→1回めはおおすげー的に見ていたら2回めは話の流れで感動してしまってじっくり見れない
・「765プロの強引なやり口」
→公式側の自画像の裏側のような週刊誌記事.これは一時停止してみないと詳しくはわからない
・律子の金的まがいパンチ
→内もも.
(・尊師可奈ちゃん)
→よく思いつくもんだ


2回めは心理的に落ち着いた位置から見ることも出来たので、得るものも多かった.
3回め以降はどんどん少なくなっていくだろうから、あとは円盤などで確かめるのが良いだろう.


2. 批判点探し
アイマスとAKBのファン層は似通った位置にあるという印象が強い.
Newtypeの表紙にはなんだかソレらしさを感じさせたし、劇場版だって実写のアイドルが演じた青春活劇にしたってそれなりには通用しただろうと思う.
そこで、AKBに関しては運営側・ファン側双方が批判されてしかるべきではないかという事象があるのは事実だと思われる.
どうも論壇はAKBをヨイショしてばかり・・・と思っていたが、最近『AKB48ブラック企業』という新書があるのを見かけた.
AKBが抱える問題は日本の労働問題や精神性の問題と結びつく、ということを言いたいのだろうかという印象を受けた.
(ただ、パラパラめくっただけなので何とも言えないが・・・)
そこで、似通った位置にあるのだという印象があるのであれば、アイマスの側にも何かしらの問題が包含されているのでは?
と考えた次第だが、ここがいけない、という感触があるでもなく、あくまで批判点探し.
・二次創作面
フィギュアからノベマスまで、キャラさえ使えれば「なんにでもアイマス」というフレーズを縦にするアイマスだが、
同人誌方面では年端が行ってない子が多いわけで、それってええんかいなという謎関西弁.
この辺りは非実在青少年の議論がさんざん行われているので、深くは語るまい.
より問題性がありそうなのはニコニコの架空戦記の方で、穴を掘るとかファンタジー世界に紛れ込むとかなら可愛いものだが、
どうも「赤いアイマス」周辺は冷戦時代の反共イデオロギーを今でもまとっている感が強い.
まともな社会主義国はどこへやらという昨今、社会主義なんて下らねえという主張もわかるが.
なんにでも合うからといって、政治的イデオロギーをまとっていない無思想性志向の動画ばかりではないわけで、
その辺をちゃんと見抜ける人でないと(架空戦記を見るのは)難しい・・・のではないかなあ.
・劇場版を斬れる?
劇場版において問題にするなら、決着の付け方にするしかないだろう.
つまり、志保の言うような「仕方ないから現実を見据えてその範囲でどうにかする」のではなく、
春香の「可奈の本心を斟酌してその上で成功を目指す」という方針を取ったことと、それを取り巻く状況に、何かしらの問題が無くてはならない.
もはや問題が拡散していく感があるが、展開にいちゃもんを付けることにしよう.
曰く、この展開はご都合主義であると.
実際のところ、会場の様子をロケハンできる時期とはどれくらいの時期なのだろう?ということは気になるが、つまりこの映画はご都合主義なのである.可奈がいくらあそこで立ち直ったとして、
そこからライブの時までで、ダンサーチームの状態を立て直せるものだろうか.
立て直せるとしても、そこにはこう、なんとか気合でなんとかしました的な精神論で何とかしたのではないか・・・
とまで書いたところまででやる気が尽きた.
後気になるところといえば、春香と志保の正論同士のぶつかり合いで、前者が大甘だと評された辺りか.
これもそう問題だとも思えず・・・.なんたって一度の失敗が尾を引きずりそうな業界であることだし.


とりあえず今回の収穫は、どんなに気に入ったコンテンツでも考えるのをやめてはいけない気がするということに気づいたことということにしておこう.
ポジティブシンキングはそう悪いことではない.