山梨学院シード権確保への道(えぇーっ

なんて弱気なタイトルなんだろう。
上田監督の采配がズバリ決まった往路2位・山梨学院が復路でシード権獲得圏外に落ちそうにないことを確認して安心するための記事です。


1.今年の優勝タイム5時間32秒02秒とは
現行の5区最長コースになってからは史上最速のタイム。
2位との差3分36秒は2004年の第80回・黄金時代の駒澤が2位の東海に対してつけた3分26秒以上の記録であり、
さらに遡ると1991年は第67回の大東が2位の山梨学院につけた5分24秒以来の大差、つまりはここ25年では最大の差ということになります。
ここまでの大差ともなると他の年と比べるのも面倒であり、「よほど」のことがなければまず優勝と言って差支えないでしょう。
過去には7分以上の差を逆転した例(1971年)も存在するにはしますが、それと比べるには時代も戦力も違います。


2.本題・山梨学院のタイム5時間35分38秒とは
現行の5区最長(略)になってからの2位としては史上最遅のタイム。
山梨学院としては2007年に31秒速いタイムを出して往路3位に食い込んでいる、いわば成功例のゴールタイム。
このレベルのタイムを出したのは2007年も含めて2回、いずれもシード権を確保しています。
さらに心強いデータとして、現行コースになってから5時間35分台で走ったチームは全てがシード権を確保しています。


3.11位との差・6分59秒とは
往路の7分差を逆転されるケースは滅多にありません。
昨年、帝京が裏箱根史に残る大ジャンプダウンを敢行しましたが、7分以上差があった城西は棄権してしまいました。
山梨学院は留学生がいるチームということで、「復路で弱いチーム」であるために往路圏内総合圏外を何度か記録した過去もありますが、
流石に7分差逆転というのは荒唐無稽と言えるレベルのようです。
芸術的な区間20位連発や途中棄権のような「事件」でもなければ圏外に落ちるということはないんじゃないかな!やった!


4.おわりに(復路の展開を単文で)
4位で祝杯、3位で万歳、2位なら胴上げ、優勝なら事件。